子供の視力回復


レーシックの様に手術するわけではない、視力回復、オルソケラトロジーについて調べてまとめました。

1.オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーは通常のコンタクトレンズとは違い、特殊なコンタクトレンで角膜を変形させ(図1)、一時的に近視や乱視の屈折矯正を行う視力補正方法のことです。(図2)

オルソケラトロジー

図1:オルソケラトロジー用レンズを装用した角膜
あすみが丘佐野眼科医院 佐野研二先生提供
特殊なコンタクトレンズで角膜を変形させている。外してからの近視の矯正効果は8時間~36時間程度で、装用をやめれば角膜形状も元に戻る。

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図2:オルソケラトロジー用レンズ

http://www.menokenko.jp/htmlbook/orthokeratology/

ラグビー・アメリカンフットボール・格闘技などの接触競技や、野球・サッカーなどの砂塵の多い屋外環境下競技など、スポーツ中の矯正方法としても適応する。

レスリングの吉田沙保里選手や、登坂絵莉選手も行っている。(http://www.ortho-k.co.jp/index.html

2.オルソケラトロジーのメリットは

時間限定ではあるが、一時的に視力が回復するため、スポーツ選手や格闘家が利用する。

3.オルソケラトロジーのデメリットは

1) 視力の質と日内変動
夜間の視力の低下、視力の日内変動やコントラスト感度の低下によるものがはっきりしないなどが生じる場合があります。視力の質(見え方)は眼鏡やコンタクトレンズより劣ります。

2) 角膜障害
オルソケラトロジー用レンズは夜間装用ができるように、非常に酸素透過性能の高い素材からできています。それでも角膜中央部に圧力をかけながらの夜間装用はリスクを伴い、角膜潰瘍などの角膜障害が起こる事があります。

3) レンズの汚れ
オルソケラトロジー用レンズは酸素透過性が高い素材のため汚れが付きやすく、特にレンズ内面の汚れには注意が必要です。汚れの中には細菌がいますので、レンズのこすり洗いなどは必ず行い、レンズケースの洗浄と乾燥をしましょう。

4) 弱い近視しか矯正できない
オルソケラトロジーによる屈折矯正が十分に効果を示すのは、個人差もありますが、近視であればメガネの度数でせいぜい4D(ジオプター)までです。屈折異常の程度が大きくなればなるほど、朝、レンズを外してからの近視への戻りも大きく、一日の中で見え方も変化します。さらに強度の近視矯正を行なう角膜矯正用レンズをオルソケラトロジーとは異なる名前で宣伝しているのを見かけることもありますが、これも原理はオルソケラトロジーとまったく一緒で、角膜障害や近視への戻り、一日の中での見え方の変化といった問題は、さらに大きくなると考えられます。

5) 定期的な検査が必要
オルソケラトロジーはコンタクトレンズですから当然定期検査が必要です。角膜に圧力をかけて夜間装用するというリスクの高い特殊なコンタクトレンズであることを認識しなければなりません。処方時にうまくレンズがフィッティングされたとしても、就寝中にレンズがずれてしまう場合があります。オルソケラトロジーは角膜の中心に良好にフィッティングされた時に視力が改善するように設計されているため、レンズが中心からずれたまま矯正されると不正乱視が起きて良好な視力を得ることができません。また、角膜障害の原因ともなります。角膜障害の予防や、良好な視力補正効果を保つために定期検査は必須となります。
http://www.menokenko.jp/htmlbook/orthokeratology/

・夜間に視力が下がる、日中も視力が安定しない場合がある
・コンタクトレンズほど視力が上がるわけではない
・角膜潰瘍などの角膜障害のおリスクが有る
・弱い近視しか矯正できない
・検査が必要

⇒つまり、常に医師のサポートが不可欠なので、レーシックのように一度やれば、術後初期の定期検査を除けば通院は不要というわけではなく、視力回復トレーニングのように自分でできるなど、デメリットゼロではない。

まとめ

・オルソケラトロジーによる視力回復は一時的なもので、恒常的なものでない。
・一時的に視力を上げるものなので、アスリート向き⇒一般人が恒常的に視力回復をするには全く不向き
・常に医師のサポートが必要なので、お金がかかる

オルソケラトロジーとは、レーシックほど、術後のリスクが少ないものの、レーシックや視力回復トレーニングとはまた、使い方がことなる視力回復法ですね。


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